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キネマ旬報

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「蒼のシンフォニー」がキネマ旬報4月上旬号で紹介されました。

 

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「蒼のシンフォニー」@映画.COM

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総合映画情報サイト「映画.COM」にて「蒼のシンフォニー」が紹介されました。

2016-03-12

 

http://eiga.com/movie/84460/


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朴英二監督 「統一ニュース」インタビュー

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【박영이감독 〈통일뉴스〉 인터뷰】
【朴英二監督 “統一ニュース”インタビュー】

ソウルに行ってきたばかりの、朴英二監督ホヤホヤインタビューです。

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「2주일간의 수학여행…‘나에게도 조국이 있다’(2週間の修学旅行…“私にも祖国がある”)」というタイトルで、統一ニュースに紹介されました。

http://m.tongilnews.com/news/articleView.html?idxno=115618

監督曰く「話したこと全部が載るとは思いもよらなかった…(汗)」だそう。
長文ですが、かなり踏み込んだ話をしています。ぜひご一読を。

※ 監督の発音のせい(?)か、間違った記述が数カ所ありますが、ご理解くださいm(__)m

【朴英二監督 「統一ニュース」インタビュー】(抄訳)

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私たちは人生で「故郷」や「祖国」について真剣に悩むことがどれだけあるだろうか?

2週間にわたる朝鮮訪問で、「私にも祖国がある」という深い覚醒と、「私たちを愛してくれる人たちがいる」という熱い思いを胸に日本へと帰ってきた、11人の在日朝鮮人の高校生たちがいる。
カメラは95分間、今まで私たちが見ることのできなかった朝鮮の人々の姿を見せてくれている。

「蒼のシンフォニー」というタイトルのドキュメンタリー映画(95分)。

自身も朝鮮学校の卒業生である朴英二監督は、2014年、茨城朝鮮中高級学校3年生11名の修学旅行に同行し、この映画を撮った。

朝鮮学校を背景に制作された「ウリハッキョ」、「60万回のトライ」、「ウルボ(泣き虫)拳闘部」などの映画でも、朝鮮への修学旅行シーンがあるが、韓国人である監督たちは、学生たちが撮影してきたものを使うしかなかったことから、朴監督は自分が直接撮らなくてはと決心した。

「北と南、日本を扱った映画といえば堅苦しく難しいイメージになりがちだが、私はそういうのは好まない。明るく楽しくアプローチしてみた。この映画を観た人たちの心が晴れてくれれば嬉しい。たくさん笑いたくさん泣いてほしい」

監督は、出会いと対話が消え、南北間を決定的に分裂させる封鎖が強行される今の状況だからこそ、この映画が韓国で公開されることを切に願う。
4月2日、東京の映画館ユーロスペースで上映される予定だが、近々韓国でも試写会を開催したいという。

去る23日、朝鮮学校の中等教育実施70周年を記念し、ソガン大学校(韓国)で開かれた「コッソンイコンサート」のリハーサル中、監督に映画「蒼のシンフォニー」について話を聞いた。

□ 統一ニュース : まず、劇場公開を目前にした映画「蒼のシンフォニー」の作品紹介を。

■ 朴英二監督 : 4月2日に東京ユーロスペースで上映される「蒼のシンフォニー」という95分の長編ドキュメンタリー映画です。

まずは映画を作るようになったきっかけについて。
日本で朝鮮学校は、「ヘイトスピーチ」の主たるターゲットでもあり、高校無償化からも除外され、最近では地方自治体が支給してきた補助金を政府が中止させるなどといった差別を受けています。
教育の問題は、政治や外交事案とは別で取り扱われなければならないというのが国連の人権委員会の勧告でもあり精神ですが、これに従えば朝鮮学校は他の外国人学校と同じく、当然、高校無償化の対象にならねばなりません。
そのために訴訟も起こし闘ってはいますが、日本の多くのメディアは「朝鮮学校は“北朝鮮”と関係があり高校無償化の対象にはならないため補助金を支給できない。」という主張を繰り返します。一般の人たちもそんな影響を受け、「どうして“北朝鮮”と関係のある朝鮮学校に自分の税金が使われなければいけないのか」という世論も少なくありません。

朝鮮学校は、朝鮮とは切り離して考えられない歴史的な関係の中で今まで存在してきているということ。そして、在日朝鮮・韓国人のほとんどが南出身者であるにも拘らず、なぜ朝鮮を祖国と呼ぶのかについても、明らかにすべきだという思いもあり、この映画を作りました。

「故郷は韓国、しかし朝鮮を祖国と呼ぶ理由」

□ 在日同胞である監督の映画が劇場公開されるのは初めてでは?

■ とんでもない。有名な在日同胞の監督は何人もいます。
日本映画監督協会の理事長でもある崔洋一監督は在日2世、日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞した李相一監督、「Dearピョンヤン」という作品で2005年のサンダンス映画祭に日本映画を代表し招待されたヤンヨンヒ監督なども在日の監督です。

最近、朝鮮学校を題材にしたドキュメンタリーは、「ウリハッキョ」(金明俊監督)、「60万回のトライ」(朴思柔監督)、「ウルボ(泣き虫)拳闘部」(李一河監督)などがあるが、みな韓国の監督たちで、このうち「60万回のトライ」は一般の劇場で公開されました。
この3作品にはすべて、生徒たちが修学旅行で朝鮮へ行くシーンが登場します。しかし韓国人である監督たちは同行できないため、朝鮮のシーンは生徒たちにカメラを託し撮影したものであるというのが共通点でもあるんです。在日同胞である私は同行できるのだから、直接撮影しに行かねばという思いがあったのです。

□ 朝鮮を撮ったシーンがたくさん出てきそうですね。

■ 95分のうちの90分は朝鮮でのシーンです。主に平壌ですが、板門店や白頭山、信川、元山、金剛山なども出てきます。
映画に、体制を称えたり批判したりするような内容はありません。朝鮮の人々と在日の生徒たちとの出会いをメインに取材しました。本当にたくさんの人たちとの出会いがありました。
ある男子生徒が、現地の年上の女性に惚れて告白をしたり、平壌の理髪店で散髪したりするシーンなど、日常の様子がたくさん登場します。

□ 撮影は難しくなかったのでしょうか?

■ カメラを向けてインタビューしようとすると、緊張したり戸惑ったりしがちだが、今回は生徒たちに同行しながらの撮影だったので、朝鮮の人たちもとても自然に受け入れてくれました。日本のテレビ関係者が試写会でこの映画を観て、「こんなに自然な朝鮮の人々の姿を見たのは初めてだ」と驚いていました。

□ 映画で朝鮮を題材にしたのはこれが初めてのようですが?

■ ええ、映画で直接扱ったのは初めてですね。いつか必ず撮ってみたいという考えは20代の頃から持っていました。日本で報道される“北朝鮮”と、自分の目で直接見た朝鮮の姿はあまりにも違いすぎています。
よく知らない人々は、朝鮮の人たちは毎日軍事演習をして表情も硬く、飢え死にしていく、そんなイメージを持っている場合が多いんです。だからこそ、面白いおじさんもいれば、親切なおばさんもいる、そんな朝鮮の日常をそのまま見せることがとても重要だと考えたんです。

特に日本は、朝鮮に対する偏見が深刻なのです。どこの国でも多少の不便や制限があるでしょうが、それでも2500万人もの人々が暮らしているのです。少しは認識をあらためるべきではないかと思います。

□ 今まで朝鮮を何回訪問した?

■ 14回です。韓国は今回で11回目。父が韓国国籍だったため、私は生まれたときからそうでした。母は朝鮮籍です。

「私にも祖国がある」

□ 2週間の修学旅行中、生徒たちもたくさんの変化があったのでは?

■ 何よりも表情が変わりましたね。日本の報道で接する“北朝鮮”とはまるで異なる現実を、自分の目と耳で直接見て聞くのですから…

「私にも祖国がある」という考えがとても重要なのです。日本や韓国では、ナショナリズムに対しずいぶん否定的な印象を持たれますが、異国で生まれ育った在日同胞たちにとって祖国と民族をいう言葉は特別な感覚があるんです。
そして「私たちを愛してくれている人たちがいる」という自信と、生きていく力を得るのです。
生徒たちは、いやおうなく資本主義社会で生まれ育ったのですから、その長点も学ぶし、朝鮮では社会主義社会の良い面も見ることになります。

私は、朝鮮学校とは日本社会で民族教育をする大切な場であることはもちろんですが、それ以上にまず人間教育をする場であると思っています。朝鮮学校は「一人はみんなのために、みんなでは一人のために」というスローガンを掲げています。生徒たちは、資本主義と社会主義の両方について、その極端な部分までもよく知っているので、むしろより人間らしく生きていける、そんな土壌があると信じているんです。

日本人教員たちがしばしば朝鮮学校に訪れるたび必ず驚くことがあるんです。それは勉強のできる子ができない子に教えながら一緒に良い成績を取れるよう努力し合う姿。自分よりも隣の友だちをまず思いやる姿は、かつては日本にもあったが、今では完全に失われてしまったと羨ましがるんです。

□ 映画の話しに戻り…上映計画を教えて下さい。

■ 4月2日より東京のユーロスペースでの封切りが決まりました。
日本では映画館で上映される映画はすべて商業映画とみなされるため、韓国のように別途区分された独立映画専用映画館がありません。ユーロスペースは、興行可能性を見込める基準として評価される劇場です。
ここでの成績にもよりますが、日本国内10箇所くらいでの公開を望んでいます。その後に、在日同胞だけではなく、日本の大学や団体などのリクエストで自主上映会がたくさん開かれると嬉しいです。

試写会に訪れた日本のあるメディアは、「現在の厳しい情勢の中、日本の映画館でこの映画が公開されること自体が奇跡」だと報じました。
韓国での上映が叶うよう関心を持ってほしい。

□ 韓国での上映は?

■ もちろん韓国でも上映したいし、チャレンジするつもりです。韓国の人たちにはぜひ観てもらいたい。見たことのない、そんな世界がきっと見られるはずです。
試写会で鑑賞された人々は、この映画を韓国でも観てもらいたいと話していました。ぜひ上映できるよう、たくさん関心を持ってもらえれば嬉しいです。

特に今のように政治と外交が複雑な状況の中、国民たちが政治に一方的に流されてはいけないのではないでしょうか。とにかく会って対話をして互いに理解していかないといけない。それを遮断してしまえば状況はさらに悪化するしかないでしょう。
この映画を観て、今や心から直接会ってみたい、と思ってもらえるならばそれで満足です。

編集作業が1月末に完了し、現在はカンヌ、モスクワ、上海などの国際映画祭などに出品し、今年の9月に開催される第15回平壌国際映画祭にも出品を予定しています。

□ 監督の映画は、“説明しない”という評価が多いですね。本作でもそのようなスタイルなのでしょうか?

■ 本来ドキュメンタリーは客観的でなければいけませんが、今回に限ってはそれが少し難しかったです。なぜなら、私自身が朝鮮学校出身であり、撮影している瞬間は、主人公たちと一緒に考え悩む人物でもあったからです。いくら客観的に作ろうとしてもできませんでした。やがて途中からは、そんな考えを捨ててしまいました。私の生き方や考え、気持ちをありのまま見せてしまおう、評価判断は観客に委ねよう、と。考え方を変えたんです。.