『蒼のシンフォニー』渋谷上映/アフタートーク②

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『蒼のシンフォニー』渋谷上映/アフタートーク②

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第二回目(4/5)のゲストは、元プロボクサーで現在朝鮮大学校ボクシング部外部コーチである飯田幸司さんでした。元日本スーパーライト級2位、元東洋太平洋ウェルター級ランカー(※日本タイトルマッチ経験、世界9位勝利経験有り)の飯田さん、映画を観た直後の感想を伺うと、興奮冷めやらぬ口調で「この映画はやばいです。良い映画だと予想はしてましたが、想像をはるかに越えた映画で…こんなにも自分が心揺さぶられるなんて思ってもいなかったです。これ…やばいですよ」と「やばい」を連発してくれました!(笑)。
17歳の頃に訪韓し、日本の朝鮮植民地支配の歴史と衝撃的に出会い、夢の中で啓示を受けて朝鮮半島統一と日本との平和を志した飯田さん。自宅近くにあった朝鮮学校を訪ね在日朝鮮人との付き合いがはじまったこと。朝鮮大学校の選手(現コーチ)との出会い。そして2011年、朝大の学園祭に押しかけた在特会のデモを目の当たりにし、三日三晩眠れず「自分に何ができるのか」悶々と悩んだ末に、電話していた。「朝大でコーチを出来ないか。」――そうしたこれまでの経緯について、訥々と、素朴ながらも、気持ちをこめて話してくれました。
朝大ボクシング部コーチとして、学生と共に汗を流し、肌と肌で苦楽を共にしている飯田さん。「普段はおちゃらけていても、いざとなると、同胞のために、ハッキョのために、という気持ちを持てる朝鮮大学校の学生たち。映画に登場した生徒たちもそう。色んなものを背負っている」――それは確かに苦痛と負担をともなう。だけど逆に、だからこそのプライドや動機、他者への思いやりや、人間性の豊かさを得ているとも思うが?とのインタビュアーの質問に、「そうなんです…やっぱ…『愛』なんですよね…朝鮮学校の生徒たちには『愛』があるんです。人間としてもっとも大切な…」。それは朴監督が映画にこめた思いそのもの。日本人ボクサーと在日朝鮮人映画監督との間に、シンフォニーが生まれた瞬間でした。
プロデビュー以来、「南北統一」の文字が刺繍されたトランクスで闘ってきた飯田さん。昨2015年12月、実に7年のブランクを経て、朝鮮統一の願いを込めた「韓一鮮 幸司(はんはなそん へんさ)」のリングネームで、現役では規定の最高年齢でチャレンジしたラストマッチ。年齢、肉体的にも、想像を絶する勇気と、練習の苦労…そしてなんと、そのファイトマネー全額を、高校無償化から除外されている全国10校の朝鮮学校に寄付してくれたのです。
「自分にできることといえば、ボクシングしかないから」「こんな日本人もいるということで、少しでも在日の皆さんの希望になれば」。照れるようにそう語る飯田さんご自身こそが、ウリハッキョへの愛情に満ちあふれていました。トーク終了後も、「これからもっともっと自分にできることを探して色々考えてるんです」と語ってくれました。柔和で爽やかな笑顔の中にも、ファイティングポーズをとり続ける、飯田さんの「芯」を見た思いでした。
「日本の友達に是非みてほしい!!」
「(北)朝鮮とか朝鮮学校、在日が大っ嫌いな人にこそ、真の姿を見てもらいたい!!」
飯田幸司さん、コマプスムニダ!ありがとうございました!!

 

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