Review

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とてもよかった蒼のシンフォニー。
茨城の朝鮮学校の修学旅行に密着したドキュメンタリー映画です。
修学旅行は、平壌旅行。 学生さんたちは何日間かで、平壌市内の朝鮮学校を訪問して、同じ世代のお友だちといろんなことを話したり、観光したり。
遊園地にも行ってましたよ わたしの心に残ったのは、本格的な指揮棒をふり、熱心に指導する現地の音楽の先生。平壌と在日の学生さんたちが、 それぞれ合唱の演奏を見せあったり、交流する姿が印象的でした。
学生さんたちが、移動中のバスの中で、歌っていた、列車の歌や、白頭山から漢ら山までの歌、楽しそうだったなあ (試写会感想より)

 

清々しい涙だった。泣きすぎて頭痛とぐしゃぐしゃの顔で帰りのバスに乗った。
ファインダーを覗きながら必死に記録する監督の目線の先に、子供達をこよなく愛し慈しむ姿が感じられた。 そして、始まった途端にこの登場人物が無性に可愛く、愛おしくてたまらくなった。
ウリ学生達がこんなに素直で優しくそしてたくましい子に成長したのを見ると、教育現場一筋でやって来た誇りを感じえずにはいられない。
ウリはっきょの学生、父母、教職員、そして全ての同胞達に是非見てもらいたい。
4月2日から渋谷ユーロスペースにて上映開始です。 もう一度11人のこの子たちに会いに行かなくては❣️ ポスター貼って宣伝しなくては‼️ (試写会感想より)

 

朝鮮学校に肉薄した映画と言えば「ウリハッキョ」「60万回のトライ」だが、「蒼のシンフォニー」は、これまでの韓国人監督ではなく在日朝鮮人が監督なのが特色だ。北朝鮮への修学旅行を監督が撮れなかったのが前2作の限界だとすれば、「蒼のシンフォニー」はそれを逆手に取ったとも言えるほど、全編に渡ってほとんどのシーンが北朝鮮である。茨城朝鮮学校の2週間の祖国訪問にくっついていったドキュメンタリー映画だ。
彼らはとにかくよく笑い、よく泣き、よく歌う。18年間生きてきて初めて、祖国の同胞に会い、どこでも歓待され、共に歌い、別れには涙がある。そして、北朝鮮が祖国だという思いを強くしていく。それまでは、さすがにそこまでは思ってなかったはずだ。
朝鮮学校無償化運動や、補助金カット反対運動では、「朝鮮学校と北朝鮮は別問題。教育は教育」という理由で運動がされてきたと思う。私も、分けて考えるべきだし、運動論としても、そこは分けないと勝ち取れないと思っていた。
しかしこの映画は、とことん、朝鮮学校と朝鮮民主主義人民共和国の繋がりを描く。これでもかと、祖国はここだ、でも日本で生きるんだと、訴えてくる。それが18歳の開けっ広げな涙と笑顔で語られる。こんな映画を作って、渋谷できちんと公開されるんだと驚いた。民族教育の権利云々ではなく、祖国とは何なのかを考えさせる、新しいウリハッキョ映画の登場。こんな映画を作って公開されることが衝撃。お勧めです。 (FaceBookの感想より)

 

4月5日、21時~朴英二監督『蒼のシンフォニー』を観てきました。 テレビでしか観たことの無い朝鮮民主主義人民共和の日常と訪朝した高校生の素顔を見たい。これが動機でした。 町の美しさや人々の朝の通勤風景。軍服姿の笑顔の素敵なお姉さん達。ワンシーンが全部新鮮過ぎて一枚の絵画のように心に残りました。それに白頭山の天池があんなに青く美しかったなんて^-^ なによりも明るく素直で無邪気な高校生の素顔に秘めた異国の地で生まれながらにして背負わなければならなかった理不尽さを、踏ん張って、頑張って、闘って、何度も唇を噛み締めながらきたであろう 純粋で透明な心が数知れず負ったかも知れない傷を祖国はどこまでも母のように優しく大きな愛で包み込み癒してくれたのかも知れない。それは本当に観る者の心を慰めてくれました。 この映画を観る限り『また来るね』そう言って流した涙は時を越えて一瞬にして同じ民族であるが故に何の壁も無く多くの言葉を語らずとも自由に通じあえるのだと知りました。 日常の教育の中で子供達は個は他の為に、他は個の為に、このような人としての愛の教育を受けながらすくすくと育ち感性も知性も充分に発達してバランスの良い人に育って行くんだと思うと我が孫もそのような環境で教育を受けられたらさぞ良いだろうと思うのです。 上映後のトークショーは朝鮮大学準教授の李英哲準教授と朝鮮大学ボクシング部コーチの飯田幸司氏の対談。短い時間ながらも朝鮮に対する熱い想いを素朴に語る飯田氏と想いを引き出す李英哲氏。両氏の会話の駆け引きが静かに流れ会場内は朝鮮への更なる憧れと行きたい!その想いに引き込まれました。 まだまだ語り尽くせ無い朝鮮民主主義人民共和国の姿の一部かも知れませんが、色々と考えさせることがありました。 最後にビックリ!美味しそう!食べたい!!蛤のガソリン焼き!!(^^) 生きてる内に一度は触れたい共和国です(*^^*)(M.Eさん)

茨城朝高の学生たちはとても賢く純粋でした。朝鮮語の水準も高く、さらに歌まで上手でびっくりしました。見終わって感じたのは『大人の責任』ということでした。それは朝鮮学校を守っていく責任だけではなく、我々の学生時代よりも遙かに真っ直ぐに大人たちを信頼している子供たちに、どういう未来を描いて何を伝えていくかという責任を感じました。そして、さまざまな差別を受けている朝鮮学校の子供たちが、いつも明るく堂々と胸を張り、希望を持っていられるのは何故なのか、その答えを知ることができました。画像は映画館で販売されているパンフレットの中身なのですが、これもまた読みごたえがあります。在米同胞のシンウンミさんは映画の感想をこのように述べていました。「この映画は、南北そして世界中に散り散りになった800万の海外同胞全てに、祖国の前途に希望を抱かせてくれるに違いありません。(中略)ウリハッキョを守ってきた在日同胞のみなさんと同族であることを心から誇りに思います。」そして、映画「ウリハッキョ」のキムミョンジュン監督は「朝鮮学校物語の完結版を得た。」と感想を語っていましたが、私は完結版というよりも、「蒼のシンフォニー」はどこか「ウリハッキョ」のアンサームービーというような感じがしました。韓国の映画監督から始まり、在日の映画監督がそれに応え、繋ぎ、そして最後は…やはり朝鮮の映画監督が描く完結版「ウリハッキョ」を観てみたいなーとも思いました^^最後に、自身の使命としてこの作品に魂を込めた朴英二監督と、製作に携わった全ての関係者に心からの敬意を表します。映画館に足を運び、感想を語ることが、朝鮮学校に子供たちを送っている親としての使命であると思い、述べさせていただきました。(C.Fさん)

近くて遠い国、日本には、他の国にはない独特の「学校」がある。すなわち「朝鮮学校」である。 60校を超えるという事実もさることながら、幼、小、中、高、大学まで日本当局の認定はおろか差別に苦しみながら、なんと70年間維持し続けている信じがたい教育機関なのである。もどかしくも、恥ずかしいことに、私たちが朝鮮学校の存在を初めて知ったのが、わずか10年ほど前であるということだ。この10年の間に、<ウリハッキョ><60万回のトライ>、<ウルボ~泣き虫ボクシング部~>など、朝鮮学校を舞台にしたドキュメンタリーが作られた。しかしながら、三作品ともに朝鮮学校を取り上げながら、その核心である「祖国訪問(高3修学旅行)」について詳細に描くことができなかった。祖国(北朝鮮)への修学旅行は、ただ生徒たちに「カメラ」を預けて撮られた断片的なシーンを収録するのみにとどまらざるをえなかった。三作品とも南出身の監督であるゆえの限界だったのだ。 <蒼のシンフォニー>は、同じ題材を扱いながら、その限界をいとも簡単に超えてみせた。監督は自らカメラを持って、学生の傍らで彼らの生涯初の「祖国訪問」を細かく描いて見せた。それは当然のことながら、この物語の重要な柱となった。在日同胞でなければ決してできない演出であり、彼自身、朝鮮学校の卒業生であり、かつ朝鮮学校に子を通わせる親であるからこそ可能だったのだ。結果として、この「特別な視線」が、多くの長点の中でも<蒼のシンフォニー>という作品の特長を示す最大のポイントとなったのである。(キム・ミョンジュン/映画監督/DMZ国際ドキュメンタリー映画祭公式HPより)